オランダの首都アムステルダムといえば運河、そして路面電車である。
訪問日: 2015年2月24日
国際列車でブリュッセルからアムステルダムへ
2012年、イタリアの車両メーカー、アンサルドブレーダが製造したV250系「フィーラ」がブリュッセル~アムステルダムの間で走行を始めた。しかし、度重なる不具合により、わずか数カ月後には廃車になってしまった。
というわけで2015年時点では従来の電気機関車による客車列車になっていた。だが、混色編成の中に、フィーラと同じ赤と白の塗装の客車がちゃっかりと残っているようだった。
国際列車に使われているICRmの2等客車の車内。
ブリュッセルから乗車したこの列車はビックリするぐらいガラガラだった。
この列車は本来はアムステルダム行きだったのだが、工事の都合によりロッテルダム止まりになっていた。
ロッテルダムで、17:24発のアムステルダム行きに乗り換える。
ロッテルダムからの列車は先ほどとはうってかわって満席だった。しかたがないので最後尾から景色を眺める。オランダ南高速線(HSL Zuid)を通るので、在来特急でも非常に速い。
アムステルダム中央駅に到着した。
この日は中央駅近くのバジェットホテルツーリストインに泊まった。この旅行の中でも随一の快適なホステルだった。
アムステルダムを路面電車で巡る
オランダの玄関口、アムステルダム中央駅はネオゴシック様式の美しい建築である。ルネサンス様式の東京駅とよく比較され、両駅は姉妹協定を結んでいるようである。
アムステルダム中央駅前は路面電車(GVB)のターミナルにもなっている。5両編成の車体が次々とやってくるので迫力がある。
トラムは各路線にラインカラーではなくライン記号がついている。wikipediaによると、馬車の時代から文字が読めない人のためにつけられている記号らしい。
青と白の車体は街中の至るところで見ることができる。路線も充実していて旅行者にも優しい。
マヘレ橋(細い橋)はアムステルダム市内にある跳開橋である。
アムステルダムは街中に運河が張り巡らされており、世界遺産に登録されている。
アムステルダムの市庁舎。
運河を渡る路面電車。静かでのんびりとした首都である。
つづく。