路面電車を貸し切るのは楽しい。日本各地の路面電車でも取り扱っている。
実は香港でも路面電車の貸し切りができるらしい。乗ってきた。
訪問日: 2016年12月5日
香港の路面電車を貸し切る
香港電車の公式サイトで貸切乗車が予約できる。最低2時間からの利用で、1時間あたり1300香港ドル(約24000円)からとなっている。10人ぐらい集めれば手の届く値段になるだろうと思う。
公式サイトからだと英語か中国語でメールすることになる。日本語対応の旅行社でも取り扱っているようなので、検索してみてほしい。
今回は同行者が主催し、10人ほどで貸し切ることになった。
貸切列車は屈地街車庫から発車する。今回貸し切るのは120号車である。
1949年製、香港トラム最古の車両である。
方向幕一覧。見ると楽しい。
運転台の様子。
貸切電車に乗って香港の夜景を見る
列車は夜の香港へと発車する。
香港の風を感じながら夜景を眺める。最高〜〜〜!!!
結婚写真の撮影もやっていた。
時には2階建てバスと並走する。
68号車とすれ違う。
こちらも基本的には貸し切り専用車両である。2階がオープンデッキになっていて、あっちも楽しそうである。
香港のネオンが見えてきた。夜の香港を貸し切りで走れることほど楽しいことはない。
跑馬地のループ線を通る。
香港の夜景はいくら見ていても飽きない。
Superdry(極度乾燥しなさい)ラッピングの車両とすれ違う。
しなの鉄道を香港で見るとは思わなかった。
2時間ほどで屈地街車庫に戻ってきた。香港のトラムを貸し切って夜の香港を走る経験は何にも代えがたいものだった。
貸切をおすすめしたいし、貸切でなくとも普通のトラムでも一番前の席に座れば同じ景色が楽しめる。ぜひ夜の香港に繰り出してみてほしい。
香港エクスプレスで香港から東京へ帰る
エアポートエクスプレスで香港空港へ向かう。
香港エクスプレスUO624便で東京へ帰る。香港空港を23:50に離陸し、羽田空港には翌日の04:50に着陸した。
香港~広州の直通列車、広西自治区のカルストでの電車撮影、中国~ベトナムの国際列車、ハロン湾の満鉄客車、香港の貸切路面電車と、非常に充実した鉄道旅行だった。中には現在は運休してしまったものもある。貴重な体験だった。
おわり。