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twinrailの海外鉄道旅行記録

ピーチの深夜便で23時間の韓国日帰り旅行をする 韓国京畿巡検 19-01

東京羽田空港とソウル仁川空港を結ぶピーチの深夜便がある。

これに乗ってたった23時間の韓国日帰り旅行をやってきた。

訪問日: 2017年1月12日

ピーチで東京からソウルへ飛ぶ

深夜、横浜の自宅を出て自家用車で羽田空港に向かう。たった一日なら駐車場代もさほどかからない。

ピーチMM1009便に搭乗する。羽田空港を01:55に出発し、仁川空港に04:35に着陸する。

今回の旅行の本来の目的は、2016年12月9日に開業した水西平沢高速線の見学である。そちらは次の記事で見てほしい。

午前中には見学を終えて、午後はソウルの気になっていたスポットを巡っていく。

ソウル市電保存車両を見に行く

ソウル中心部にあるソウル歴史博物館(서울역사박물관)にソウル市電381号車が展示されている。日本車両製で、1968年のソウル市電廃止まで運行していた車両だという。

ちなみに車両脇にある像は「弁当を忘れた学生に届けに行く家族」らしい。

車内も入ることができる。

廃止間際のソウル市電路線図が掲示されている。

マスコンハンドルには三菱のロゴが入っている。

圧力計にも日本語のロゴが書かれている。

日本語の解説もあった。

竜山駅で地下鉄1号線を撮影する

ソウル地下鉄1号線竜山駅の北側(ソウル側)ホーム端で列車を撮影した。

1000系を撮影した。こちらの車両もいつまで残っているだろうか。

独島体験館を訪問する

独島体験館(독도체험관)にやってきた。竹島(韓国名: 独島)を総合的に扱う博物館である。

2017年当時はソウル中心部の西大門にあったが、2022年に中心部から少し離れた永登浦のタイムズスクエアに移転したようである。

「日本語のパンフレットありますか?」と聞いたらオーディオガイドの機器を手渡してくれた。

館内は綺麗で展示内容も充実している。政府傘下の財団(東北亜歴史財団)が運営しており、入場料はもちろん無料である。ある離島を自然や地理、歴史など多様な視点で研究した博物館という意味でも興味深い内容となっている。

ちなみに4D映画のアトラクションもあり、揺れる座席に座って3Dで島の映像が見られる。なんかおもしろいので見に行くといいと思う。

安重根義士紀念館を訪れる

http://www.ahnjunggeun.or.kr/index.html

ソウル駅の東側、南山公園内にある安重根義士紀念館(안중근의사 기념관)を訪れた。

朴正熙大統領が「民族正気の殿堂」と揮毫した石碑が鎮座している。

安重根といえば1909年に韓国総監であった伊藤博文ハルビン駅で銃撃したことで有名である。安重根の生い立ちについての展示が充実している。

ちなみに、展示を見終えてお土産屋を見ていたら、おそらくボランティアのガイドと思われる方に「わざわざ日本から来てくださったんですか、ありがとうございます」と労われてしまった。とても「『テコンダー朴』を見て来ました」と言えたものではなかった。

アイドルマスター応援広告を見る

ソウル地下鉄2号線と4号線の乗換駅である舎堂(사당)駅の通路にその看板はあった。

アイドルマスター四条貴音さん誕生日おめでとうございます。

解説すると、これは「応援広告(センイル(誕生日)広告)」(생일광고)と呼ばれる韓国の文化で、アイドルや歌手などのファンが自発的に街中に広告を出すものである。たいていは実在の人物であるが、このようにゲームのキャラクターが出ているのは少し珍しい。

日本では著作権や肖像権の関係でこのような広告はかなり困難だが、韓国でも一応黙認という扱いではあるらしい(※ネットで見た話なので真偽は不明)。

ピーチでソウルから東京へ帰る

ソウル市内を一通り巡り、仁川空港へ戻る。

ピーチMM1008便に搭乗する。仁川空港を22:45に出発し、羽田空港に24:55に到着する。公共交通の終電は終わっているが、今回は自家用車で来たので問題ない。

わずか23時間の韓国旅行だったが、ソウル市内の様々なスポットが見学できた。日帰り韓国旅行はかなりいい。

なお、メインの目的の水西平沢高速線の見学については、次の記事で紹介する。

つづく。