嶺東線のV-trainを撮影する 韓国江原巡検 13-01

「韓国で一番景色がいい路線は?」と聞かれたら「嶺東線」と答えたい。
風光明媚な嶺東線の沿線をハイキングした。
訪問日: 2015年10月23日
日本から韓国へ
成田空港19:05発、仁川空港21:35着のイースター航空 ZE604便にて渡韓した。
仁川空港に夜遅く到着したので、仁川空港内にあるサウナ「スパオンエアー」にて宿泊した。仁川空港内で安く泊まれるためオススメ。
ソウルから大邱へ

翌朝、ソウルの清涼里駅にやってきた。

清涼里駅は、ソウルから韓国東部へ向かう列車のターミナルである。

中央線のムグンファ号1603列車、安東行きに乗車する。清涼里を10:40に出発する。

今回は日本で言うグリーン車に該当する「特室」と呼ばれる車両に乗車する。座席がふかふかで嬉しい。

内陸の山間部を3時間ほど走り、13:23に栄州駅に到着した。

鉄道の拠点ではあるが、駅前は日本の地方都市と変わりなかった。1時間ほど乗り換え時間があるのに特にやることがない感じも、日本の鈍行列車旅行と似ている。

慶北・京釜線のムグンファ号1825列車、釜山行きに乗車する。この慶北線は一日わずか4往復しか運転していない。韓国でも有数のローカル線だろう。

栄州駅を14:20に発車した。客車4両編成だが、見ての通り誰も乗ってない。

車窓も基本的に田んぼが広がるだけの単調なものだった。ただ、人里離れた秘境というわけでもない。人口が点在する農村地帯で、鉄道の需要が少ないのだろう。
金泉駅から京釜線に交流すると、乗客は一気に増えた。

大邱市の中心駅、東大邱駅に17:30に到着した。本日は駅前のホテルに宿泊する。

ふつうにブッキングコムで予約したのだが、どう見てもラブホテルだった。韓国ではこのような宿泊施設をモーテルと言うらしい。もちろん一人で泊まってもよく、安くて部屋も広くて意外といい。
ちなみに机の中にティッシュボックスが10個ぐらい入っていた。そんなに使わないが……。
嶺東線をハイキングする
早朝、東大邱駅から出発する。

東大邱06:15発の大邱・中央・嶺東線のムグンファ号1672列車、正東津行きに乗車する。
太陽も昇っていない早朝の列車だというのに、あるいは早朝だからか、列車はハイキング客で満員だった。日曜日だからしかたないとはいえ、あと3時間以上この混雑のままなのか……。

しかし朝焼けの車窓は綺麗だった。
次第に山の中に入っていくと、ハイキング客が少しずつ降りていく。

東大邱から3時間半かけて、09:51に嶺東線の両元駅に到着した。

両元駅は臨時乗降場の扱いであり、小さなホームしかない。旅客扱いをする駅が減り主要駅しか残っていない韓国では、このような駅は逆に珍しいかもしれない。

駅前には観光客向けの小さな店が立ち並んでいた。

これから、両元駅(양원역)から肥洞駅(비동역)を経由して汾川駅(분천역)までハイキングしていく。洛東江セピョン(?)空の道(낙동강 세평 하늘길)と名付けられた6.6kmのコースが整備されている。

線路と洛東江に沿って渓谷を歩いていき、まずは鉄橋で白頭大幹峡谷列車(V-train)を撮影する。紅葉にはまた少し早かったが、いいロケーションだった。

トンネルを山道で迂回すると、鉄道と歩道の併用橋が現れる。

後ろを向いたところ。Korailの現役の本線の鉄道橋がハイキングコースになっている。

ここ肥洞駅は、2013年に観光列車の専用駅として設置された。

肥洞駅の周囲には人家もなく、完全な秘境駅である。

肥洞駅から汾川駅に進むと渓谷も開けてきて、少しずつ景色も広がってくる。


汾川駅近くの線路の横で、V-trainを待ち構えて撮影した。
汾川駅から正東津駅へ
両元駅から3時間ほどハイキングを楽しみ、汾川駅に到着した。

汾川駅の周囲は観光客向けのショップやカフェが立ち並んでいる。

インディーズのハイジもいた。

V-trainが到着した。乗ろうと思って駅のきっぷうりばに行ったら「満席ですね……」と言われてしまった。かなり人気のようで、当日の乗車は難しそうである。

V-trainの機関車。

満席のV-trainを見送った。

後続のムグンファ号に乗る。既にホームはハイキング客でいっぱいだった。チケットはあらかじめ予約しておいたので問題ないが、当日の飛び乗りでは席がなさそうである。

嶺東線は鉱物を運ぶ貨物列車も多く走っている。

嶺東線のムグンファ号1682列車、正東津行きに乗車する。汾川を14:36に出発する。

嶺東線沿線は鉱山も多い。鉄岩駅からも工場の姿が見えた。
終点の正東津に17:02に到着した。今夜はここに宿泊する。
つづく。