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twinrailの海外鉄道旅行記録

香港MTRと広九直通車を撮影する 香港中国巡検 14-03

香港の公共交通のメインは地下鉄(MTR)である。

地下鉄と、そこに乗り入れる中国からの直通列車を撮影した。

訪問日: 2015年12月14日

九広通(KTT)を撮影する

東鉄線の粉嶺駅から太和駅側に少し歩いたところにある「黄崗山天橋」から、羅湖・落馬洲行きの列車が撮影できる。

SP1900系、近畿車輛製。東鉄線からは2021年に引退した。

イギリス・メトロキャメル車。2022年に引退した。

というわけで2015年当時に撮影した東鉄線の車両は、2023年現在すべて運行していない。貴重な記録である。

九広通(KTT)は、中国の広州東駅と香港の紅磡駅を結んでいた越境列車(城際直通車)である。客車は近畿車輛製の2階建てというおもしろい列車であった。

しかし、新型コロナウイルスの影響により、2020年に運行を停止し、再開の見込みは立っていない。

SS8+25Tの城際直通車を撮影する

東鉄線の大学(大學)駅ホーム端から金鐘行きの列車が撮影できる。

SP1900系。

メトロキャメル車。

城際直通車は、香港MTR所属のKTTの他に、中国国鉄担当のSS8電気機関車+25T客車による列車もあった。

また、隔日で北京と上海に行く長距離列車も走っていた。

こちらも今のところ再開の見込みは立っていない。

東涌線とバスで空港に行く

翌日、香港を離れ、日本に帰国する日になった。

まずは深圳から羅湖の境界を越えて、東鉄線に乗車する。せっかくなので頭等車(グリーン車)に乗車した。グリーン車がある地下鉄ではけっこう珍しいのではないだろうか。(とはいえ実質的には郊外路線っぽいので東海道線などと同じ雰囲気の路線である。)

香港駅から香港空港に向かう。機場快線(エアポートエクスプレス)もあるのだが、運賃が高い。節約のため、並行する各駅停車の東涌線で行くことにした。

途中、欣澳駅で下車する。こちらはディズニー線の車両である。

欣澳駅で機場快線の列車を撮影する。

こちらは各駅停車の東涌線である。

各駅停車の東涌線は、空港の手前の東涌線までしか行かない。ここから先はバスS1系統という地元住民向けの路線バスに乗って行く。この「東涌線+S1バス」という組み合わせは、空港バスより速くて定時性が高く、機場快線より安いので、オススメである。

帰りはジェットスターGK22便、香港空港12:50発、成田空港18:50着で帰国した。

初めての香港であり、初めての深圳・マカオでもあった。北京や上海とも違う、中国華南の雰囲気を感じる旅行だった。

おわり。