香港の乗り物は楽しい。
その中でもとくに特徴的なスターフェリーとトラムを主に紹介する。
訪問日: 2015年12月13日
香港のスターフェリーに乗る
スターフェリー(天星小輪)は、香港の九竜半島側にある尖沙咀と、香港島側にある中環・湾仔を、ビクトリアハーバーを跨いで結ぶフェリーである。
今ではビクトリアハーバーの海底にも道路や地下鉄な開通しているが、それでも未だに現役の交通手段として使われている。
ほんの10分ちょっとの距離であるが、香港の景色を眺めながらのクルーズはとても楽しい。
香港に来たらぜひ乗ってほしいと思う。
香港の路面電車を撮る
香港のトラムは、香港島の堅尼地城と筲箕湾を結ぶ2階建ての路面電車である。
撮影のため、北角のループ線にやってきた。ここは市場の中を線路が走っており、ごった返す人の中をゆっくりと2階建てのトラムが走っていく。
雑多な町中からカラフルな車体が飛び出してきた。
ループ線の終わりに差し掛かり、ゆっくりと曲がっていく。2階建てのトラムはまるで小さめのビルのような迫力があり、カーブを通過していくと倒れそうな錯覚すら覚える。まれに本当に横転する事故も発生しているらしいが……。
香港の路面電車から2階建てバスを撮る
トラムに乗れば、2階席から香港の町並みが展望できる。
香港はトラムだけでなくバスも2階建てである。トラムの先頭からバスを撮った。
ファーストバス(新巴)。
シティバス(城巴)。
前方のトラムと続行。トラム同士が追突しそうなくらい近付時もあり、スリルがある。
トラムとクーロンバス(九巴)。
香港のピークトラムに乗る
ピークトラム(山頂纜車)は、ビクトリアピーク(太平山)に登るケーブルカーである。
……のだが、メチャメチャ列んでいたので乗車を諦めた。
代わりに頂上まで向かうコミュニティバスが走っている。ビクトリアピークの中腹にも住宅街があるので、地元住民の利用が多い。山道を爆走していくバスはなんやかんやで楽しかった。
そして頂上へ。曇っていて何も見えない。終わり。
ピークトラムの古い車両が展示されていた。
下りもハチャメチャに並んでいたので、やっぱりバスで下山した。何をしに行ったのか……。
香港の日本式ラーメン・山手を食べる
※以下の店は2023年2月に閉店した模様。
いきなりローカルな話をするが、東京大学駒場キャンパスの裏に『山手』というラーメン屋がある。東大生のソウルフードの一つであり、私もよく食べた。
その山手の食器を使ったつけ麺屋が香港にあるらしい。
深水埗にあるドラゴンセンター(西九龍中心)というショッピングセンターにやってきた。早い話が香港版の中野ブロードウェイである。
ここにある隠家ラーメン工場(隱家拉麵工場)では、山手の食器を使っている。どうやら、店長が元々山手でアルバイトしていたという。ただし、メニューはオリジナルのつけ麺である。
店内も日本風のラーメン屋そのものであった。ビールケースをそのまま椅子にしている雑なところまで本家山手を真似している……。
スターフェリーから夜景を眺める
香港と言えば夜景である。
夜景はスターフェリーから眺めるのが一番いい。
暑い香港も、夜風は気持ちいい。
九竜半島の夜景も、香港島の夜景も、両方楽しむことができる。
香港の夜は楽しい。
たっぷりとナイトクルージングを楽しめた。
つづく。