東京の路線バスはカラフルでカオスである。多数のバス会社が運行していて、東京の人でも慣れていないと使いこなせない。
一方で、ソウルの路線バスは同じ色でシンプルだ。どれも同じような写真に見えるかもしれないが、ちょっとした違いを楽しんでほしい。
訪問日: 2013年12月30日
ソウルの青い路線バスを撮る
ソウル市の路線バスは基本的には青い。正確には幹線バス(간선버스)と呼ばれるタイプの路線である。運行会社は系統によって違うが、塗装の色や系統番号はソウル市内すべてで共通である。
※以下、現在は区間変更や廃止された路線もある。
262系統、中浪公営車庫地(중랑공영차고지)~汝矣島換乗センター(여의도환승센터)。
263系統、馬場洞(마장동)~汝矣島(여의도)。
301系統、長旨洞(장지동)~恵化洞(혜화동)。
260系統、中浪公営車庫地(중랑공영차고지)~国会議事堂前(국회의사당앞)。
270系統、上岩洞(상암동)~養源駅(양원역)。
101系統、牛耳洞(우이동)~西小門(서소문)。
370系統、江一洞(강일동)~ソウル歴史博物館(서울역사박물관)。
721系統、北加佐洞(북가좌동)~建大入口駅(건대입구역)。
720系統、恩平ニュータウン2地区(은평뉴타운2지구)~踏十里洞(답십리동)。
261系統、長位洞(장위동)~汝矣島換乗センター(여의도환승센터)。
401系統、長旨洞(장지동)~ソウル駅(서울역)。
ソウルの色々な路線バスを撮る
青い幹線バス以外にも、ソウルにはさまざまな種類の路線バスがある。
※以下、現在は区間変更や廃止された路線もある。
緑色のバスは支線バス(지선버스)と呼ばれている。
7022系統、亀山洞(구산동)~ソウル駅(서울역)。
赤いバスは広域バス(광역버스)と呼ばれ、リクライニング座席車も多い。特にこちらは平均3-5分間隔で運行する人気路線である。
9401系統、盆唐(분당)~ソウル駅(서울역)。
こちらはソウル市ではなく京畿道広州市のバスである。
5500-1系統、慶熙大車庫(경희대차고)~光化門(광화문)。
京畿道広州市1005-1系統、盆唐(분당)~光化門(광화문)。
背景はソウル市庁舎。
京畿道河南市9301系統、河南(하남)~ソウル駅(서울역)。
こちらはエアポートリムジンバスである。
6011系統、仁徳大学(인덕대학)~仁川空港。
ソウルの風景を見る
いよいよ帰国の途に就く。その前に、今までの記事で紹介しきれなかったソウルの風景をつれづれに貼っていく。
南山Nソウルタワーから見た漢江の夜景。
光化門。景福宮の正門であり、ソウルの象徴の一つである。
北岳山と光化門、世宗大王像。世宗はハングルを作成したことで知られる、15世紀の李氏朝鮮第4代国王である。路線バスも見え、ソウルの要素が詰まった1枚になっている。
ソウル市庁舎。手前が旧庁舎、奥が新庁舎である。旧庁舎はかつての京城府庁舎である。
崇礼門(通称南大門)。2008年に放火で消失し、2013年に再建された。こちらは再建されて間もない頃の写真である。
チェジュ航空で帰国する
ソウルの名所も見て回り、いよいよ帰国の途に就く。
ソウル駅から出発する。といっても、この地上ホームからではない。
仁川空港行きの空港鉄道は地下から出発する。普通列車と直行列車に分かれており、改札も別々になっている。
仁川空港鉄道の直通列車には1000系が使われている。リクライニングシートだが、回転はできない。
チェジュ航空1104便で帰国する。仁川空港15:05発、成田空港17:30着だ。
こうして9日間にわたる初めての韓国旅行を終えた。韓国の色々な有名観光地を見て回り、いい感じに初心者向けの行程になったと思う。次回はよりディープな韓国を見ていきたいと思った。
おわり。