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twinrailの海外鉄道旅行記録

北京にある中国鉄道博物館・東郊館を見学する 中国横断巡検 06-07

北京の郊外にある中国鉄道博物館・東郊館は、多数の車両が展示されている中国最大級の博物館である。

中国の鉄道の名車たちを見に行った。

訪問日: 2014年3月8日

国鉄道博物館・東郊館の案内・アクセス

国鉄道博物館は3つの博物館に分かれている。天安門広場に近い場所にある館内展示がメインの正陽門館、万里の長城で有名な八達嶺長城に近い詹天佑記念館、そして北京の東の郊外にある車両展示がメインの東郊館である。

東郊館の開館時間は火曜日から日曜日の9時から16時である(月曜日は閉館)。

 


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最寄り駅は北京地下鉄14号線の望京南駅である。ただし、4kmほど離れているのでタクシーが便利である。

路線バスを利用する場合は、大山子路口東(大山子路口东)バス停から418系統または851系統に乗って南皐西(南皋西)バス停で下車する。ただし駅からバス停、バス停から博物館のどちらも1kmほど歩く。

古い記事だと環行鉄道(环行铁道)バス停から歩くように書かれているが、おそらく新しい線路ができた影響で2kmぐらい歩くようになってしまっているようだ。公式情報でも南皐西バス停を案内している。

また、現在は新型コロナウイルスの影響で、入館は予約制になっている。詳細は公式サイトのWeChatへのリンクから最新情報を入手してほしい。

 

東郊館の展示車両を見る

東郊館の展示車両は非常に多いため、そのうちの一部のみ紹介する。

 

ND5型ディーゼル機関車0049号機と、DF(東風)4C型ディーゼル機関車4040号機。

 

中華之星とSS(韶山)1型電気機関車1008号機。

 

車種不明蒸気機関車と、JF(解放)9型蒸気機関車3673号機。南満州鉄道のミカナ型である。

 

NY6型ディーゼル機関車0007号機。

 

JF(解放)型蒸気機関車1191号機「朱徳」号と、JF(解放)型蒸気機関車304号機「毛沢東」号。どちらも日本製で、南満州鉄道などで使われていたミカイ型である。

 

RM(人民)型蒸気機関車1001号機。

 

SL(勝利)型蒸気機関車601号機。

 

前進型蒸気機関車0004号機。

 

KF(コンフェデレーション)1型蒸気機関車006号機。イギリス製で、同型の車両がヨークの鉄道博物館にも保存されている。

 

FD型蒸気機関車1979号機。

 

建設型蒸気機関車5001号機。

 

 

JF(解放)型蒸気機関車2101号機「国慶」号。こちらもミカイ型である。

 

KD55型蒸気機関車579号機。日本の9600型蒸気機関車の改造車である。

 

SN型蒸気機関車23号機。アメリカ製で、雲南省狭軌路線で使われていた。

 

8G型電気機関車002号機と、ND4型電気機関車15号機。

 

8K型電気機関車008号機。

 

北京型ディーゼル機関車3003号機。

 

DF(東風)8型ディーゼル機関車0001号機。

 

DF(東風)7D型ディーゼル機関車3001号機。

 

車両数が非常に多くて見ごたえのある博物館だった。ぜひ北京に来たら行くべきだと思う。

一つ残念なところを挙げるとすれば、車両数が多すぎてギチギチに詰まっており、前面が撮影できない車両が多かったことである。もっと拡張してほしいと思った。

 

永定河で京広線を撮影する

翌朝、北京地下鉄1号線の古城駅の近くにある永定河休閑森林公園に来た。

 


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永定河に架かる中国鉄道西長線の鉄橋で列車が撮影できる。広州方面からやってきた京広線の列車はそのままだと北京駅に向かうが、一部の列車はこの西長線を経由して北京西駅に向かう。朝の時間帯だと夜行列車が北京に上がってくる時間帯なので効率よく撮影できる。

 

SS(韶山)7E型電気機関車+25T型青蔵線客車。

 

SS(韶山)9型電気機関車+25T型客車。

 

SS(韶山)7E型電気機関車+25T型客車。

 

ちなみに撮影時は-10℃とかなり寒かったのだが、列車が来ない間に地面に転がって寝ていたら公園の管理人に「死んでないですか…?」と心配された。撮影中は起きているべきである。

 

ちなみに永定河休閑森林公園には園内に遊覧鉄道が走っている。こちらも撮影できて一挙両得である。

 

大韓航空で帰国する

列車を撮影し、とうとう帰国の時となった。

 

大韓航空のKE856便に搭乗する。北京首都空港を14:00に離陸し、ソウル仁川空港に17:15に着陸した。

 

KE705便に乗り換える。18:35に離陸し、成田空港に20:45に着陸した。

 

こうして初めての中国旅行は無事終了した。総じて旅行リーダーの何玏に変な列車に乗せられた思い出しかない。だが、大陸の大地を走る列車を撮影し、人生で初めて24時間以上も寝台列車に乗ることができた。私が中国の鉄道にハマるには十分すぎる旅行だったと思う。

この後、中国の鉄道とは現在に至るまで9年以上も中国の鉄道時刻表を作り続けるという長い付き合いになった。今後も中国の鉄道の魅力を伝えていければ嬉しい。

 

おわり。