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twinrailの海外鉄道旅行記録

北京郊外の山中を走る豊沙線を撮影する 中国横断巡検 06-02

北京の街はけっこう山に近い。そこを走る鉄道も山中を縫うように走っている。

はるか内モンゴルへ続く豊沙線を走る列車を撮影した。

訪問日: 2014年3月1日

路線バスで北京の山中へ向かう

北京地下鉄1号線は北京を東西に貫く路線である。東京でいえばJR中央線のような存在だ。

その西の終点は蘋果園という。東京でいえば八王子ぐらいの場所にあたる。ここからもう少し西に行くと山岳地帯が広がっているという地形も八王子とそっくりだ。

(※2023年現在は工事のため一つ手前の古城駅が終点になっている。)

 

そのため、蘋果園は西方の山岳地帯に向かう路線バスの拠点にもなっている。地元の住民やハイキングに行く客でバスは大混雑している。

 

今回は北京市営バスの892系統に乗る。北京の最高峰・霊山のふもとに向かう路線である。バス停に貼られたビラにメチャクチャローカルさを感じる。

 

山道を1時間ほどバスに揺られて、豊沙線の雁翅駅の付近に来た。八王子から見たら相模湖ぐらいだろうか。すっかり山の中に来てしまった。

 

豊沙線とは何か

ここで豊沙線について説明する。北京から北西にある張家口、さらに内モンゴルのフフホト・包頭に向かう鉄道路線がいくつか存在する。最も古いものが、1909年に開業した京包線だ。この路線は万里の長城で有名な八達嶺を経由する。

しかし、この路線はスイッチバックがあり不便であったため、1955年に新たに路線が作られた。それがこの豊沙線である。

長らく内モンゴル方面のメインルートであったが、2019年に再び八達嶺経由で高速鉄道の京包旅客専用線が開業し、旅客鉄道としてはマイナーなルートとなってしまった。とはいえ、今でも貨物列車が多く走り、重要な路線であることには変わりない。

 

豊沙線を撮影する

雁翅駅の周囲を適当に探索し、撮影ポイントを見つける。

場所はうろ覚えである。詳しく知りたい人がいたらちゃんと調べるので連絡してください。

 


大きな地図を表示

 

東風(DF)4D型ディーゼル機関車+22B型客車。

 

和諧(HX)D3C型電気機関車+25G型客車。

 

和諧(HX)D3C型電気機関車+25G型客車。

 

和諧(HX)D3C型電気機関車+25T型客車。

 

8K型電気機関車+無蓋車。

 

8K型電気機関車+無蓋車。

 

8K型電気機関車+無蓋車。

 

8K型電気機関車+無蓋車。

 

韶山(SS)4型電気機関車+有蓋車。

 

韶山(SS)4型電気機関車+無蓋車。

 

韶山(SS)4型電気機関車+タンク車。

 

韶山(SS)4型電気機関車+無蓋車。

 

韶山(SS)4型電気機関車+有蓋車。

 

北京の朝鮮レストランでディナーを食べる

撮影を終えて、北京に戻ってきた。夕飯に朝鮮レストランに行くことにした。

 

海棠花(해당화)は北京にある朝鮮国営レストランである。かつては中国各地にこのようなレストランが多数あったが、現在はほとんどが閉店しているという。

 

明日は北京を離れて、寝台列車で西に向かう。

つづく。