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twinrailの海外鉄道旅行記録

北朝鮮の炭酸水工場を見学して田舎の風景を眺める 朝鮮平壌南浦巡検 02-09

朝鮮の観光で案内される地域は平壌がほとんどであり、地方に行っても高速道路を走るため、田舎の風景というのはなかなか見られない。

今回は高速道路ではなく一般道路を走行する機会があったので、朝鮮の田舎の風景を紹介していきたい。

訪問日: 2019年9月14日

青年英雄道路を通って江西へ行く

平壌中心部から万景台方面へ向かう道路は、光復通り(광복거리)と呼ばれる太い道路になっている。

 

道路沿いには新興住宅地が広がり、日本のニュータウンのような雰囲気もある。金日成肖像画がある以外は。

 

学生少年宮もこの光復通り沿いにある。

 

平壌市街地を抜けると平壌南浦高速道路(평양남포고속도로)に繋がっている。別名を青年英雄道路(청년영웅도로)と呼ぶ。片道4車線の広い道路である。

 

ただ、平壌から離れると車線表示もなくなり、舗装状態も急に悪くなる。空港の誘導路のようだ。

 

南浦特別市に入り、江西区域のあたりで高速道路のICを降りて一般道に入る。道沿いにはコスモスが咲いていた。

 

炭酸水工場を"現地指導"する


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道中、江西薬水工場を見学する。

 

いきなり工場見学などしてどうした?と思われるかもしれないが、ここは金正恩が2017年に視察、朝鮮流の言い方をすると"現地指導"した工場なのである。

 

江西区域では炭酸を含んだ天然水が産出されるらしく、ここで加工されたミネラルウォーターは朝鮮でも有名な水らしい。

 

生産ラインを止めて5中国元(80円)で飲ませてもらった。ペリエのような感じで美味しい水であった。ちなみに瓶には「ハルビンビール」や「青島ビール」と中国語で書いてあった。エコな再利用でいいと思う。

 

田舎道を通って温泉郡へ向かう

江西薬水工場から最終目的地の温泉郡まではひたすら田舎道を走る。

 

9月も中旬に入り、田んぼも黄金色に色づいている。田舎の家は朝鮮の伝統建築がほとんどだ。

 

舗装もされていない道路をバスが走る。道路標識はあるが距離も道路名も書いていない。

 

踏切を渡った。夕暮れも近い。

 

いよいよ次回は朝鮮の温泉に入る。

つづく。