twinrail.log

twinrailの海外鉄道旅行記録

大成百貨店で買い物をし紋繡ウォーターパークで泳ぐ 朝鮮平壌南浦巡検 02-07

海外旅行の時は観光地を巡ったりホテルで優雅に過ごすのも楽しいが、地元民が行くような店や施設に行くのも楽しい。特に、専用の車で移動し、個室のレストランで食事をするような朝鮮旅行では尚更そうである。

今回は平壌のデパート、プール、スーパーに立ち寄った。

訪問日: 2019年9月14日

中国の地方都市のようなデパート

大成百貨店(대성백화점)は、2019年4月15日にリニューアルオープンした百貨店である。(資料によっては「大聖」「大城」とするものもある。)私が訪れた時はリニューアルからまだ5ヶ月しか経っていなかったので大変きれいだった。

 


大きな地図を表示

党創建記念塔(당창건기념탑)の近くにあり、周囲は住宅や病院が多い。

残念ながら、日本と同様に商業施設の中は撮影不可なので、代わりに朝鮮中央テレビの映像を引用しながらレポートする。

 

1階は食料品や日用品を売るスーパーマーケットになっている。製品は朝鮮製品がかなり多く、中国など外国製品はあまり見かけなかった。

2階は服飾品や化粧品、家電製品などの売り場になっている。特に家電については外国製品も多かった。朝鮮製のノートパソコン「青空」(푸른하늘)も売っていた。

3階はレストランやゲームコーナーになっている。先ほど玉流館で冷麺を食べたばかりなのであまりじっくり見ていないが。

客は少なめで、客層は総じてグレードが高めの人々である。日本でいえば銀座三越のようなポジションのデパートであろう。ただ、規模や内装の洗練度合いでいえば「中国の地方都市で一番いいデパート」といった具合であった。

 

デカいぞ平壌のプール

ちょっと拍子抜けだったデパートと比べて、平壌のプールはすごかった。

 

紋繡ウォーターパーク(문수물놀이장)は、2013年10月15日にリニューアルオープンしたプールである。

 


大きな地図を表示

大成百貨店の北側、平壌市電の紋繡(문수)車庫の近くにある。

そしてこのプール、メチャクチャでかい。


大きな地図を表示

同縮尺の東京サマーランドと比べてもこの広さである。

なお、プール内は別に撮影不可ではなかったのだが、普通にガッツリ泳いでしまったのでカメラを持つ暇が全くなかった。同行者の写真をお借りして紹介したい。

 

紋繡ウォーターパークの推しは(たぶん)ウォータースライダーの多さである。ニュースによるとなんと27本もあるらしい。東京サマーランドが8本であることを考えると相当多いだろう。

 

だが、プールもメチャメチャ広いが、人もメチャメチャ多い。9月とはいえ残暑の残る平壌で混雑しないはずもなく、ウォータースライダーには長蛇の列ができていた。

我々のために齢60近い金泰慶ガイドもわざわざ水着に着替えて同行してくれたのだが、なんと「外国人優先!」と言いながら思いきり列に割り込みはじめた。「ちゃんと並びますから……」と言ったものの「時間がないから!ホラホラ」と言われ滑ることになったが、並んでいた地元民からは怪訝な目で見られていた。申し訳ない。

なお、スライダー自体はメチャメチャ楽しかった。迫力もあるしギミックも凝らされている。平壌旅行も10回目くらいになったら一日中紋繡ウォーターパークで遊ぶのもいいかもしれない。

 

ちなみに私はプールで遊ぶのは10年ぶりぐらいであり、まさか夏の思い出を平壌で作るとは思わなかった。もっと日本で夏の思い出を作ったほうがいいと思う。

 

活気あふれる平壌のスーパーマーケット

翌日訪れた場所が、光復地区商業中心(광복지구상업중심)というスーパーマーケットである。

 


大きな地図を表示

地下鉄光復駅の付近にあり、南浦へ通じる光復通り沿いにある。

施設内は撮影不可なので、代わりに共同通信の動画を見ながら説明する。

 

1階は食料品売場、2階は衣料品や化粧品、3階はレストランという構造になっている。

今回は食料品売場しか立ち寄っていないが、かなり広い。生鮮食品は少なめだが、パンやインスタント麺、お菓子などの品揃えは豊富だった。商品は多くが朝鮮製で、中国製などは少ない。

なお、通常外国人が立ち寄る土産屋は人民元が使用できるが、スーパーマーケットではガイドに人民元を朝鮮ウォンに両替してもらい、レジで購入するというしくみになっていた。

 

次回は平壌路面電車やバスを見ていく。

つづく。