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twinrailの海外鉄道旅行記録

北朝鮮最大の図書館・人民大学習堂を見学する 朝鮮平壌南浦巡検 02-04

朝鮮の軍事パレードで、金正恩が立って拍手をしているあの建物の背後について考えを巡らせたことはあるだろうか?

あの建物は、実は「人民大学習堂」と呼ばれる図書館である。見学もできるし、もちろん本も読める。

訪問日: 2019年9月14日

金日成金正日像を訪れる

今回の移動手段はこのトヨタ・コースターのマイクロバスである。前回34人で来たときのような大型バスではない。我々7名、ガイド2名、運転士1名の全10名である。

 

まずは万寿台の金日成金正日像を「参拝」する。像の周囲にはこのようなキオスクがあり、飲料などのほか花を売っている。

 

金日成金正日像を「参拝」する時は、必ずこの「金正日花」(김정일화)を購入する必要がある。値段は65中国元(約1000円)であった。

 

雨がぱらつく中、金日成金正日像を「参拝」する。

 

ちなみに修学旅行(的なもの)で必ず訪れるスポットでもあるらしい。我々の後には中学生ぐらいの生徒たちが先生に指示されながら集合写真を撮っていた。

 

大図書館・人民大学習堂を見学する

続いて、人民大学習堂を訪れる。入口は金日成広場から見て右手側にある。(写真の左側が金日成広場に面している。)

 

人民大学習堂の入口の前には万寿台噴水公園(만수대분수공원)がある。平壌の若者のデートスポットになっているらしい。

 

人民大学習堂に入る。

 

ここも修学旅行生がたむろしていた。制服は一緒だが、靴で個性を主張しているようだ。

 

学生たちはスマホを見たり写真を撮りあったりしていた。若者がやることは日本も朝鮮もそんなに変わりないようだ。

 

人民大学習堂のロビーは豪華絢爛だった。電光掲示板には講義日程の案内が流れている。

 

館内案内図。5階建ての大きな図書館である。

 

閲覧室の様子。

 

本を整理する係員。この棚は中国語書籍が並んでいる。

 

総合カウンターの様子。写真に見える機械で本を移動させているようである。

 

カウンターに日本語の書籍を並べていただいた。情報技術の書籍だが、少し年代が古い。PCモニタはDELLと書かれていた。

 

ところで、人民大学習堂のバルコニーは展望台になっていて、見学することができる。

 

金日成広場と主体思想塔方面の眺め。手前下にある建物が、軍事パレードの時に金正恩が立っている場所になる。つまり、ここから見る景色は、パレードを見る金正恩と(だいたい)同じということになる。

 

主体思想塔に向かって左側の景色。高層ビルが立ち並んでいる。

ちなみに右側は政府関係の建物が多いため、撮影は禁止であった。

 

次は祖国解放戦争勝利記念館とプエブロ号を見ていく。

つづく。