朝鮮中央テレビに平壌のきれいな高層ビル群が映ることが多くなった。2016年に開発された一帯は「未来科学者通り」(미래과학자거리)と呼ばれている。
今回の旅行ではここで夕食を食べた。「平壌のタワマン街」の様子をお届けする。
訪問日: 2019年9月15日
主体思想塔に登る
凱旋駅からまずは主体思想塔に来た。
中国人観光客が大挙して押し寄せており、多数の観光バスが停まっている。
大同江沿いの広場には多くの中国人がおり、まるで中国の観光地にいるようだった。
主体思想塔。
エレベータで主体思想塔の頂上へ向かう。「ス」「フ」のようなカタカナに見えるが、地下(지하)と基層(기층)の朝鮮文字の最初を取っているらしい。
主体思想塔の展望台から平壌を眺める
展望台から平壌を眺める。
北方の綾羅島(릉라도)、牡丹峰(모란봉)方面。
西方の金日成広場(김일성광장)、柳京ホテル(류경호텔)方面。
南方の羊角島国際ホテル(양각도국제호텔)、未来科学者通り方面。
東方は普通の住宅地が広がっている。
主体思想塔を降りて、未来科学者通りに移動する。
未来科学者通りで夕食を食べる
未来科学者通りにやってきた。凝ったデザインのタワーマンションが並んでいる。
とにかく変わった外観の建物が多い。
公園の様子。生活水準が高そうな様子が伺える。
レストランにやってきた。
店内にも未来科学者通りの絵が描かれている。
今回の夕食。チヂミにサンドイッチ、ポテトチップスと取り合わせは謎だが、とにかく美味しい。
メンバーの一人が誕生日が近かったので、バースデーケーキを用意してもらった。バタークリームの風味が強めなので、慣れてないとけっこう油っぽく感じるかもしれない。
あの「メイソウ」が平壌で生き残っていた
食事を終えて、夜の未来科学者通りを眺める。
ところで1階にあった進化(진화)という名前の雑貨屋、どこかで見たことがあるなと思ったら、なんと中国の名創優品(メイソウ、MINISO)の居抜きであった。まさか平壌で偶然に名創優品を見つけるとは思わなかった。
次はいよいよ旅のハイライト、アリラン祭りのマスゲームである。
つづく。