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twinrailの海外鉄道旅行記録

四川航空で西寧の東関清真大寺を見学に行く 中国チベット巡検 17-01

青海チベット鉄道チベット仏教の聖地ラサを目指す。

まずは青海省省都・西寧へ向かった。

訪問日: 2016年8月28日

旅の準備

中国へ短期観光で渡航する際、ビザは基本的に不要である。(※ただし、2023年現在、ビザ免除措置は停止中であるため、観光ビザの発行が必要になっている。)

しかし、チベット自治区だけは別に、チベット旅行許可証(入藏函、外国人进藏许可证)の取得が定められている。しかも、これは旅行社に申し込んでガイドを帯同させないと発行されないうえに1万円ほどかかる。(かつての旅行記を見ると許可証のみの発行も可能だったようだが、現在は規制が厳しくなっているようである。)

私は以下の桂林市天元国際旅行社(桂林市天元国际旅行社)のサイトから申し込んだ。日本語に対応しているので初心者でも安心だと思う。

中国旅行|中国観光ツアー・列車チケット|中国旅行代理店(ふれあい中国)

チベットの許可証・ホテル・専用車・ドライバー・観光施設に加え、往路の西寧からラサまでの列車のきっぷもあわせて依頼した。夏の青海チベット鉄道は予約争奪戦になるので、旅行社に任せたほうが色々と便利だろうと思ったからである。なお、復路のラサから成都までの航空券は自分で購入した。

上記を全て含め、3人で2泊3日で15万円、一人あたり5万円だった。中国旅行にしてはずいぶん高いが、これでも複数人で割り勘しているので安く抑えられている。一人旅ではさらに高くなるだろう。

……要するに、チベット旅行はお金がかかる上に面倒くさいのである。

四川航空で成都に行く

旅の始まりは成田空港から、四川航空の3U8086便で成都に向かう。

成田空港を20:20に離陸する。

四川航空は座席も快適で機内食もおいしい。オリジナルの体操も披露してくれるし、なにより安くてオススメの航空会社であった。

5時間のフライトののち、成都双流空港に24:40に到着した。空港近くのホテルで一泊する。

成都から西寧へ行く

翌朝、成都から青海チベット鉄道の始発地点にあたる西寧へ向かう国内線に乗り継ぐ。

四川航空の3U8987便に搭乗する。

成都空港を08:30に出発する。

2時間ほどして、西寧曹家堡空港に10:15に到着した。

西寧は中国の省都の中でも小さい方だが、それでも空港はこんなにも大きい。

西寧空港には地下鉄がないため、リムジンバスで市内に向かう。

東関清真大寺を見学する

西寧は観光が目的で訪れたわけではない。飛行機は到着が朝、青海チベット鉄道は出発が夜になる、いう理由で、乗り継ぎのためやむを得ず半日ほど滞在することになっただけである。

イスラム街などもありそれなりに楽しい街だが、いかんせん半日も時間を潰すほどの見どころは市街地には少ない。(郊外にはクンブムチャムパーリン寺などの名所がある。)

市内の一番の見どころは東関清真大寺(东关清真大寺)というモスクになる。

現役のモスクであり、多くのムスリムが礼拝していた。

礼拝の時間などがLEDでビカビカと表示されているのは中国らしい。

実のところ、モスクにそんなにたくさん見るものはなかった。しかし、シトシトと雨が降っており、どこに行くあてもないので、列車の時間が近くなるまでずっとベンチに座ってボーッとしていた。ある意味贅沢な時間の使い方だったと思う。

次回はいよいよ青海チベット鉄道に乗る。

つづく。